SOMPO Light Vortex 株式会社(代表取締役CEO:楢﨑 浩一、以下「ライトボルテックス」)は、心身と家計両面における安心・安全・健康を後押しするため、空き家活用によるサブスクリプション型住宅で、住人へ新たな生活体験を提供する「SMACOYA(以下「スマコヤ」)」の実証実験を開始することをお知らせします。1. 背景・目的 高度経済成長から半世紀にわたり、人生設計の前提とされた「緩やかな経済成長」「終身雇用」「人口増加に伴うインフラ拡大」が終焉を迎える中、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うハイブリッドワークも定着し、人々の生活や経済活動の様式は大きな変化の潮流を迎えています。 特に、個人の衣食住で最も経済的負担が重く、また、テレワークの浸透とともに重要性も増した住環境は、人々がこの著しい環境変化に対応しながら安心・安全・健康な生活体験を享受すべく、リモデルする必要性に迫られています。 ライトボルテックスでは、従来の金融・保険の枠を越え、ヘルスケア、モビリティ、生活サービス等の各事業パートナーとともに、人々の心身と家計の安心・安全・健康を後押しすることを目的とした、新たな生活体験のサービス化に向けた実証実験を行います。私たちは、人々の身体的・経済的負担の軽減により、「家族の挑戦を後押しし、社会の可能性を切り拓く」パーパスの実現を目指します。2. 本実証実験の概要2022年度から当社社員が実証住宅に居住し、以下の実証実験を行います。(1)空き家を活用した新たな生活体験の実証 全国に広がる空き家をリノベーションし、スマートハウス化等による生活体験向上、並びに経済価値向上の実証を行います。住宅購入の際に発生する個人の住宅ローンによる経済的負担を避けつつ、賃貸住宅には無い新たな生活体験を住人へ提供し、その実現性を検証します。また、住人が生活の中で発生させる数多くのデータを安全に活用していく実験も計画しています。(2)事業パートナーとの提供価値の実証 安心・安全・健康な生活体験の提供に向け、各事業パートナーとともにサービス開発、実証を行います。各社がこれまで蓄積した技術・経験に基づく理想の生活体験を住人へ提供することにより、従来の住宅の枠組みを超え、新たなサブスクリプション型住宅を活用し今までにない暮らしとデータ活用による新たな価値創造に挑戦します。3. 今後の取り組み 社員モニターの実証住宅における生活体験を通じ、当該モニター自身がエンジニア、デザイナーとして積極果敢に自身の生活体験を向上させる多様なサービス、デバイス、センサーを開発・利用し、事業パートナーとのフィードバックループを繰り返すことで、「スマコヤ」の価値創造プロセスの実験・実証を行います。 今後、本実証実験で得られた結果をもとに、当局の承認を前提に、広く一般に向けた新たな生活体験サービスを提供することを目指します。参考:「スマコヤ」のサービスイメージ参考:ブランド名について【ブランド名】SMACOYA【ブランドロゴ】 ブランド名は、「スマート」な「住まい」と「寺子屋」に由来し、ロゴマークは家と鉛筆をモチーフとしています。「住まい」「暮らし」と、日本独自の「学ぶ場所」「学ぶ道具」を掛け合わせ、これから家を持つ家族が、スマートな家づくりと暮らしの「いろは」を学び、環境変化に対応し続けられる新たな生活体験の提供を目指します。実験的で柔軟なマイホーム体験を通じ、家族が様々なリスクから解放され、人生をよりクリエイティブに描けるようにとの願いを込めています。【ライトボルテックスの会社概要】SOMPOホールディングスは2016年4月にデジタル戦略部を新設し、AIを始めとした先端技術の研究開発(2020年度までの PoC(Proof of Concept:実証実験)件数:300件以上)を通して、デジタルの知見を蓄積してきました。中期経営計画(2021年度~2023年度)においては、SOMPOグループの「"安心・安全・健康のテーマパーク"により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」というパーパス実現のため、基本戦略の一つに「新たな顧客価値の創造」を据えています。デジタルを活用したサービス創出力の強化と新たな事業機会の獲得を通じた「新たな顧客価値の創造」を目的として、2021年7月にライトボルテックスを設立しました。会社名SOMPO Light Vortex 株式会社(ソンポ・ライト・ボルテックス)代表者代表取締役CEO 楢﨑 浩一本社所在地東京都新宿区西新宿1−26−1資本金243億円(資本準備金含む)株式持分SOMPOホールディングス株式会社 100%設立2021年7月1日主な事業内容デジタル技術を活用した商品・サービスの企画、開発、販売URLhttps://lightvortex.com/以上