SOMPOホールディングス株式会社(グループCEO代表執行役会長:櫻田 謙悟、以下「SOMPOホールディングス」)とSOMPO Light Vortex株式会社(代表取締役CEO:楢﨑 浩一、以下「ライトボルテックス」)は、「デジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装TYPE3)」に採択された高松市が計画する「フリーアドレスシティたかまつ(FACT)」(※1)実現のため、高松市と連携協定を締結し、協働で本事業の社会実装を推進することとなりました。※1 https://www.chisou.go.jp/sousei/about/mirai/pdf/denenkouhukin_saitaku_type23rr.pdf1.背景・経緯 デジタル技術の活用により、地域の個性を活かしながら、地方を活性化し、持続可能な経済社会を目指す「デジタル田園都市国家構想」推進のため、政府は交付金制度を設けて、取組み事業を募っていました。 このたび、高松市が掲げる計画が、「デジタル田園都市国家構想推進交付金」の対象として政府に採択され、SOMPOホールディングスとライトボルテックスは、「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、「地域データを地域で持続的に活用する仕組みづくり」や「健康データを活用したPHR(Personal Health Record)への足掛かり」等に向けた取組みを行うことにより地域経済活性化・地域課題の解決に資することを目的として、高松市と連携協定を締結し、協働で本事業の社会実装を推進することとなりました。 高松市は、「デジタル田園都市国家構想」を先導し早期にサービスを実現していくTYPE3(リーダー)として採択されており、SOMPOホールディングスとライトボルテックスは、デジタル田園都市におけるヘルスケア分野の新しい価値の早期創出を目指して取り組んでいきます。2.高松市のプロジェクトについて(1)高松市の取組み 高松市では、デジタルをツールに、「ひと」と「ひと」とがつながることにより、人間らしく生活するために必要な出会いや交流を生み出すまち「フリーアドレスシティたかまつ」を目指し、デジタル田園都市の実現に取り組んでいます。 このたび、「デジタル田園都市国家構想推進交付金」の対象として採択され行う事業では、データ連携基盤を構築・拡充し、地域特性を加味して誰でも簡単にタブレット端末等で利活用できる「オープンデジタルマップ(高松版ベース・レジストリ(※2))」や、購買データと地域を結びつけて住民・店舗・自治体の三方良しを実現する「家計DX(わたしのデジタル財布)」の実装を目指しています。※2 ベース・レジストリ:公的機関等で登録・公開され、様々な場面で参照される、人、法人、土地、建物、資格等の社会の基本データであり、正確性や最新性が確保された社会の基盤となるデータベース(2)ライトボルテックスが高松市向けに提供するサービス ライトボルテックスは「家計DX(わたしのデジタル財布)」でワクチンパスポート機能、健康管理・健康増進機能を搭載したアプリ「WiTH Health」の提供を10月下旬に開始する予定です。 新型コロナウイルスのワクチン接種や健康増進に関する市民の取組みに対して、地域ポイントアプリと連動して地域ポイントを付与します。地域ポイントによる公的給付と地域の健康増進を組み合わせることにより、データ連携を軸とした地域の健康増進の新しい形を検証します。 「WiTH Health」アプリの主な機能① ワクチンパスポート機能ワクチン接種記録:新型コロナワクチンの接種情報を記録・管理できる機能を提供します。マイナンバーカードを活用した本人確認・利用者登録:デジタルIDアプリ「xID」を活用し、マイナンバーカード読み取りによる本人確認機能を提供します。地域ポイント付与:新型コロナワクチンの接種情報をアプリに登録された市民向けに1,000円分の地域ポイントを付与します。地域の店舗情報およびクーポン:新型コロナワクチンの接種情報をアプリに登録された市民向けに地域の飲食店や宿泊施設等で利用可能なお得なクーポンを提供します。② 健康管理・健康増進機能健康診断結果等の表示:マイナポータルとの連携により、健康診断結果等の個人の健康データをアプリで表示・管理することができます。(マイナポータル連携機能は2023年1月リリース予定)AI疾病予測:最新AI技術を活用して健診結果から5年後の疾病リスクを予測します。生活習慣改善プログラム:科学的根拠に基づいた生活習慣改善プログラムを提供します。「WiTH Health」アプリのイメージ3.今後の展開について 高松市のプロジェクトに参画し、「WiTH Health」アプリを活用した地域の健康増進の社会実装を推進することで得た知見やノウハウを活かして、自治体のスマートシティやスーパーシティ構想を健康・医療面からサポートする、データ連携を基盤としたヘルスケアサービスの開発・提案を進めていきます。以上