SOMPO Light Vortex株式会社(代表取締役会長CEO 楢﨑 浩一、以下「ライトボルテックス」)は、独自のデータ分析力で循環型経済活性化を目指す子会社としてREVortex株式会社(代表取締役社長 楢﨑 浩一、以下「リボルテックス」)を設立し、経済産業省の「蓄電池等の製品の持続可能性向上に向けた基盤整備・実証事業」(以下「経済産業省の公募」)に応募、実証事業先に採択されたことをお知らせします。1. 背景・目的 蓄電池は、カーボンニュートラル実現の”カギ”とされ、電気自動車(EV)等のモビリティへの利用だけでなく、電力の需給調整等のための定置用利活用など、社会全体のレジリエンス強化のためにも重要であることから、経済安全保障推進法上の特定重要物資に指定されています。 上記には、EVなどに使用されている高性能バッテリーを起点とした市場普及だけでなく(動脈産業の活性化)、リユースやリサイクル関連事業(静脈産業)を活性化し、それらを含めたサーキュラーエコノミー(循環型経済)を形成する必要があります。 一方で現状では、静脈産業の最上流であるEVの中古車商流において、取引価格が低調で、その多くが国内で利活用されずに海外へ輸出される実態があり、このバリューチェーンが分断している状況です。 利便性や性能などの価値に対して、電池劣化や火災リスク等の安全面の不安感の方が大きいことが、中古車事業者、ユーザー双方の視点でEVを敬遠する要因の1つと考えられます。2. 新会社設立と実証事業の概要 このような社会課題解決に寄与するため、2023年9月にSOMPOホールディングス株式会社として、一般社団法人 電池サプライチェーン協議会(以下「BASC」)に加盟、新設の「BaaS※拡大タスクフォース」にて、具体的な業界課題の洗い出しから対策の優先順位などについて議論してきました。 ※BaaS:Battery as a Serviceの略語。BASCでは、いわゆる電池交換式サービスに限定せず、蓄電池のリユース、リサイクル全般に係る事業(静脈産業)を総称、広義に定義しています。 その過程で、データ分析とデザインの力で静脈産業の活性化にチャレンジするための新会社を2024年7月に設立しました。社名の「REVortex」は、”リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)”、”電気(Electricity)”、”EV”などの頭文字を組み合わせた”REV”と、ライトボルテックスと同様の”社会にうねりを”のコンセプトである”VORTEX”を組み合わせたものになります。 まずは、EVに使用される高性能バッテリーの分析を通じて、その価値を最大化するための仮説検証や事業化にチャレンジします。 具体的には、取組みの方向性に賛同を得られたパートナー各社とともに、実証事業を経済産業省の補助事業に応募し、2件が採択されました。経済産業省 令和6年度「蓄電池等の製品の持続可能性向上に向けた基盤整備・実証事業」https://www.teitanso.or.jp/chikudenchi/download/1. 国内中古車流通(電気自動車)の活性化のための事業 ※概要:バッテリー性能保証を活用した中古車売買の活性化検証、ならびに情報流通の要件検出2. 車載LIBの小型モビリティへのリユース実証事業概要:EVバッテリーの小型バッテリーへの転用実証、ならびに情報流通の要件検出※ライトボルテックスもしくはリボルテックスが代表申請者となっている補助事業3. 今後の展望 実証事業を通じ、サーキュラーエコノミー実現に向け、蓄電池にかかる業界全体の活性化をパートナー企業との協業により加速させ、事業領域を拡大していきます。新会社概要会社名REVortex株式会社所在地〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1設立2024年7月事業内容中古車売買デジタル技術を活用したサービスの企画、開発、販売およびコンサルティングリース及びリース代行業資本金1.5億円(資本準備金含む)代表者代表取締役社長 楢﨑 浩一株主構成SOMPO Light Vortex株式会社 100%URLhttps://revortex.com/一般社団法人 電池サプライチェーン協議会(BASC)の概要団体名一般社団法人 電池サプライチェーン協議会(Battery Association for Supply Chain : BASC)所在地〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町17番2号設立2021年4月概要電池のサプライチェーン(部材・素材)を持続可能な形で発展による、日本、そして世界の電池産業への貢献代表者会長 只信 一生(パナソニックエナジー株式会社)URLhttps://www.basc-j.com/以上