SOMPO Light Vortex株式会社(代表取締役社長CEO:宮 淳、以下「ライトボルテックス」)は、株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANY(代表取締役:中田 英寿、以下「JCSC」)と共同で、海外での販売を中心とした日本酒の流通・販売過程の情報を記録・共有する日本酒の流通管理システムの開発を行っていることをお知らせします。1. 共同開発の背景と目的ライトボルテックスは「食農」領域を注力分野に掲げており、日本酒の海外流通における品質管理やトレーサビリティといった官民が連携して解決を目指すべき社会課題の解決に取り組んでいます。本件はその一環となる新規ビジネスです。JCSCはこれまで、代表の中田英寿が10年以上にわたって日本酒業界が抱える構造的課題に向き合い、現場での試行錯誤を通じて実戦的な問題解決を積み重ねてきました 。特に、海外輸出における「温度管理の難しさ」や「非正規流通品」といった深刻な課題に対し、物流プロセスにおいて日本酒を1本単位で管理するトレーサビリティの仕組みを実証・確立してきました。ライトボルテックスは、JCSCが行ってきたこの取り組みやその根底にある日本の伝統産業や農業への思いに深く共感し、両社の強みを活かして共同開発に取り組むこととしました。2. 共同開発した日本酒の流通管理システムの概要JCSCはこれまで、個別のQRコードを用いて、酒蔵から海外のディストリビューターやレストランまで日本酒を1本単位で追跡できるシステムを提供してきました。10年以上にわたる現場での問題解決を通じて蓄積されたこの仕組みを、日本酒以外の多様な農産物や工芸品などへも適応可能な「次世代流通基盤」へと進化させるため、このたびライトボルテックスとの共同開発によりシステムを全面的にリニューアルします。サプライチェーンの可視化: 各拠点における在庫状況や販売状況、回転率をシステム上で把握し、酒蔵の製造計画・輸出計画の最適化や新商品開発に貢献します。品質管理の強化と偽造リスクの低減: JCSCの冷蔵輸送システムと併用することで積算温度を追跡でき、高品質な状態での提供をサポートするとともに、流通経路の証明による偽造リスクの低減に寄与します(※1)。この品質保証モデルは、高付加価値なあらゆる商材への転用を前提に設計されています。3. プロジェクトにおける開発アプローチSOMPOグループのデジタル事業を担うライトボルテックスは、柔軟でスピーディなシステム開発を実現する先進的なエンジニアリング体制を構築しています。本共同開発においては、現代のベストプラクティスに則ったモダンな開発手法を全面的に採用するとともに、AIコーディングエージェントを駆使することで、要件定義から開発、テストに至る全工程において、開発効率の大幅な向上を実現しました。デジタルに強みを持つライトボルテックスの機動力により、現場のニーズに即したスピーディな社会実装を実現しています。4. 今後の展開本システムを通じて蓄積される流通データや、効率的な管理のノウハウは、日本酒業界に留まるものではありません。将来的には、同様の課題を抱える他の伝統産業や農産物など、幅広い産業への横展開も視野に入れています。 両社は今後もデジタル・AIなどの先進技術を活用し、日本の伝統産業が持続的に成長できる次世代の流通プラットフォームを構築していくことを通じて、社会に真に必要とされる仕組みの実装を目指します。■ 株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANYについて代表の中田英寿が15年以上にわたり全国47都道府県の現場を自ら巡り、生産者との対話を通じて日本の伝統産業が抱える構造的課題を抽出。2015年の設立以来、日本酒や日本茶を始め、さまざまな伝統産業の領域で最先端のIT技術を駆使して、価値を世界へ届けるための「実戦的なソリューション」を提供し続けています。※1 本システムは流通プロセスの追跡や積算温度の可視化を通じた品質管理をサポートするものであり、日本酒の物理的な品質維持や偽造品の完全な排除を保証するものではありません。【本件に関するお問い合わせ先】SOMPO Light Vortex株式会社 広報担当https://lightvortex.com/contact